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日曜日のパシフィックリム

思い立って浦和の映画館でパシフィックリムを見てきた。
吹き替え、字幕どちらも評価が高かったが、今回はIMAX3Dで吹き替え版を見てきた。
ジブリのあざといプロジェクトXなんぞとは異なり、判っている監督と脚本と演出で制作したうえに、吹き替えの声優もどこぞのタレントなんぞ使ってないので、金払った分の満足感が得られたことは言うまでもない。
何と言えばいいのだろうか、「わかってるねえ、監督!」と言いたい気分でいっぱいである。
アメリカではそれほどヒットしなかったらしいが、アジア圏を中心に製作費を回収できるくらいの売れ行きになっているそうな。続編もやるという噂はある。
ネタバレは避けるが、マジンガーZやウルトラマンを見ていた世代なら判るネタも満載、しかもそういう小ネタを置いても、カメラワークやセット、CGも見事の一言。

こういう映画を日本で作れないことは実に残念だが、日本のエンターテイメントは所詮俳優・女優・プロダクション優先の作劇なので、こういうパシフィックリムみたいな映画は作れるわけもない。期待するだけ無駄と言うものだ。
吹き替え版であってもどこぞのタレントを使えば、確かにその俳優や女優のタニマチやスポンサーが金を引っ張ってきてくれるだろう。
だが、そんな映画、悪いけど金払って映画館で観る気はしない。
冷房の効いた自宅で、ツタヤから借りて観れば十分だ。

日本の映画の場合、更にグレードはダウンして、テレビで放映した時に気が向いたら見れば良いやと言うレベル。
今回一つ隣のスクリーンでやっていた、4chが社員に総動員をかけたと噂のジブリの映画の場合、どうみても「アニメ版プロジェクトX」の域を出るものではない。
おそらくはその方向故に、主役の堀越二郎に庵野監督を当てたのだろう。
プロジェクトXを見た人ならわかるだろうが、あれは演技も含めてみんな素人の一般人だし、ドキュメンタリーだから演技をしようものなら、紹介する事実が嘘くさくなってしまうのは明らかだ。
故にあの配役なのだろう。だが、それをジブリでやる意味がどこにあるのか、そう思わずにいられない。
ラピュタを地上波で上映した時に何故、「バルス祭り」が起きるか。
それが分からない宮崎監督ではないと思いたいが、最近の動向を見ていると、もうあの手の活劇は作れないのかもしれないねえ。

とは言えアニメ版プロジェクトXを見るくらいなら、まさかの映画化を果たした「タイムスクープハンター映画版」に金を払う方がまだ良い。何せ歴史ドキュメンタリーっぽい筈のタイムスクープハンターが、アクションあり活劇らしきものありの予告編を出しているのだ。こっちの方が損しないように思う。無論日本映画にしては、だが。

映画ってのは金を払って観る以上は、期待に見合った面白さがなければいけないと思うし、現実を忘れさせるくらいのワクワク・ドキドキ感がなければ意味がない、というのが自分の持論なのでこう書いているが、それだけ、今回のパシフィックリムには興奮したわけだ。

深夜の香港での格闘戦からの「ロケットパンチ(吹き替え声優さん的には波紋疾走(オーバードライブ)でも良いかもしれない)」には感動すら覚えた。字幕版では「ロケットエルボー」であるが、こういう小技を使える監督さんにはぜひ次回も面白いエンターテイメント映画を撮ってほしいと思った。
ちなみにCGにはルーカススタジオのILMも全面協力していたらしい。

金をかけるなら俳優や女優のギャラではなく、セットとかCGとかにかけてほしいし、そういうことが出来るのはアメリカ映画やアメリカのTVドラマくらいしかないので、今後も多分自分が金を払って観るのはそういうものになろう。

興奮

SONY NEX-7+MINOLTA AUTO ROKKOR-PF 55mm/1.8(絞り開放、JPEG圧縮のみ)

良い映画を見た後は興奮するし活力も湧く。
最近の日本映画にそういうものが皆無であるのが、実に残念で仕方ない。
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拙者も見とうござる(笑)

おつかれさまです。
そうですね、木場109シネマズで今やってる作品の中ぢゃ、ダントツに見てみたいものです。

それに引き換え、あの"X立ぬ"は小生も、商業的なあざとさがちらほらと垣間見え、お金払ってまで観たいとは思いませんでした。

テーマ曲に通ぶって松任谷由美だかの廃盤ソング引っ張り出して来たり、明らかに知名度狙いで有名な?アニメ監督を声優代わりに据え付けてみたり・・・
どうして、まともな声優使って、松田聖子のそのものずばりの「風立ちぬ」をテーマに使わないんだ、とかそのひねくれ加減にクビを傾げるばかりです。

それにしてもAuto-Rokkorはシャープにも優しくも撮れる不可思議なレンズですね♪

Re: 拙者も見とうござる(笑)

Charley944さん
お疲れです。

ネタバレがそこかしこに上がる前に早いところ見た方が良いですよ。
IMAXで撮るとこうも迫力があるのかと判りましたし、3Dの印象も変わりました。

ひねくれ加減に関しては、ありゃ監督もアレですが、プロデューサーもトンチキですもの。
元アニメージュの編集長が、金づる掴んで離さないってだけですからねえ。
最近は次の金づるをつかもうと監督のお弟子さんや影響受けた方にも声かけているって巷の噂ですし。
作品よりもそれがどれだけ自分のポッケに金を運んでくるかにしか興味ないのだろうと思いますよ。
色々テレビが持ち上げてますけどね。

まあ、国産映画にもはや希望も夢も価値もほとんどありませんわ。
精々サンライズとバンダイが組んでるロボットプロレスにしか、製作者の熱が見えてこないので。

今回の作例もそうですがAuto-RokkorはMCRokkorと比べても映りが柔らかい気がします。
案外千代田光学時代の思想が反映されていた頃のレンズなのかもしれませんね。

> おつかれさまです。
> そうですね、木場109シネマズで今やってる作品の中ぢゃ、ダントツに見てみたいものです。
>
> それに引き換え、あの"X立ぬ"は小生も、商業的なあざとさがちらほらと垣間見え、お金払ってまで観たいとは思いませんでした。
>
> テーマ曲に通ぶって松任谷由美だかの廃盤ソング引っ張り出して来たり、明らかに知名度狙いで有名な?アニメ監督を声優代わりに据え付けてみたり・・・
> どうして、まともな声優使って、松田聖子のそのものずばりの「風立ちぬ」をテーマに使わないんだ、とかそのひねくれ加減にクビを傾げるばかりです。
>
> それにしてもAuto-Rokkorはシャープにも優しくも撮れる不可思議なレンズですね♪

No title

いやー 業界人としては耳が痛いです。
すでに40年以上前から世界相手に映画作れと言っていたのですが誰も耳を傾けてくれませんでした。
言葉が違うとか言い訳していたプロデュサーばかり(香港やアジアじゃ10ヶ国語に吹き替え)で、又世界相手に通用する本を書く人間もいませんでした、これは産業と見ていない日本の映画業界の致命的な欠陥です。韓国は政府が後押しして海外に配給網を広げて成功しているのです、安部ノミクスでぶち上げていましたが無理でしょう。

でも長い事映画業界やTV業界で飯食ってきた私もあと少しで完全にリタイヤしてしまうので心残りですが、後を若い人に託すしか有りません。

日本映画は此の10年以上館に足運んだこともありません、最後に見たのは「浅間山荘」の映画でしたがこれは機材等を提供していた関係で招待で見たので金払ってみていません。

Re: No title

hiroさん
お疲れです。

いや、hiroさんは撮影する側じゃないですか。
日本の撮影技術は海外にも負けてないと思いますよ。
問題は脚本と演出がプアで俳優・女優・プロダクション優先の(以下省略)

今まで何故こうだろうかと疑問に思ってましたが、産業と見てないってことですね日本の実写映画。
黒沢明監督の映画は輸出に耐えうるというのに。

金払って観る映画は日本の場合アニメーションしかないというのは痛いですね。
それとてバンダイナムコとタイアップだから行けるって線も大きいのですが、海外じゃ話題になることは少ないですし、せめて騒がれてキタノブルーしかないというのが。

なので、今日もアメリカABCテレビの「キャッスル」を見てます。
BBCの「シャーロック」も良いですね。

映画関係に携わる日本の若い方が目標とする人物って誰なんでしょうね。


> いやー 業界人としては耳が痛いです。
> すでに40年以上前から世界相手に映画作れと言っていたのですが誰も耳を傾けてくれませんでした。
> 言葉が違うとか言い訳していたプロデュサーばかり(香港やアジアじゃ10ヶ国語に吹き替え)で、又世界相手に通用する本を書く人間もいませんでした、これは産業と見ていない日本の映画業界の致命的な欠陥です。韓国は政府が後押しして海外に配給網を広げて成功しているのです、安部ノミクスでぶち上げていましたが無理でしょう。
>
> でも長い事映画業界やTV業界で飯食ってきた私もあと少しで完全にリタイヤしてしまうので心残りですが、後を若い人に託すしか有りません。
>
> 日本映画は此の10年以上館に足運んだこともありません、最後に見たのは「浅間山荘」の映画でしたがこれは機材等を提供していた関係で招待で見たので金払ってみていません。
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